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政談
「政談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
政談の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
一
政談月の鏡と申す外題《げだい》を置きまして申し上《あぐ》るお話は、宝暦《ほうれき....
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
奪ったというのに、奪られたほうでは奪られないと言い張る。なんだか大岡《おおおか》
政談にでもありそうな話さ」 「これにはだいぶ事情《わけ》がありそうです」 乙者....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
一 なにかのことから大岡
政談の話が出たときに、半七老人は云った。 「江戸時代には定まった刑法がなかったよ....
「地球盗難」より 著者:海野十三
った。会場の警戒線は会の始めから終りまで、二十度にわたって蹂躙された。それは嘗て
政談演説会にも記録のないことだった。それは同時に全国中継でもって放送されたが、ス....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
書くという段になって考えたのは、今までに江戸時代の探偵物語というものが無い。大岡
政談や板倉
政談はむしろ裁判を主としたものであるから、新たに探偵を主としたものを書....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
文芸は、次の十種類に分ち得ると思う。 一、軍談物(難波戦記、天草軍記) 二、
政談、白浪物(鼠小僧、白木屋、大岡裁きの類) 三、侠客物(天保水滸伝、関東侠客....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
志の発動とは無関係だから、言論ではないということになる。政治カブレした地方青年の
政談演説や、雄弁大会の弁士の弁舌は結局物真似の動機に基くのであって、独自の主張を....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
まぶしそうに辻ビラを打ちながめて、 「ははあ」 とうなずきました。 上に「大岡
政談」と筆太《ふでぶと》に書いて、下に何かゴテゴテと書きつらねてあります。 よ....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
記は判然していないらしく、かの「塩原多助一代記」は殆んど円朝の創作で、大体は大岡
政談の「越後善吉」を粉本にしたものであると云う。私も大方そうであろうと察している....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
私は、不幸にしてこの点に関する学問的に精確な歴史的事実を知りません。いわゆる大岡
政談の中に書かれている事実のすべてが、真に大岡越前守の業績であるかどうかについて....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
接触とは、政治的並社会的問題に関する書籍の需要を喚起せり。今日の農民は最早煽動的
政談演説と党派的新聞紙とに満足する者にあらず。」 「郡は図書館及び分館の維持費と....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
目次 小序 守田勘弥 新富座の大岡
政談――元園町の草原――長唄と常磐津の挟み撃ち――外国人の引幕――風月堂の西洋菓....
「半七捕物帳の思い出」より 著者:岡本綺堂
書くという段になって考えたのは、今までに江戸時代の探偵物語というものがない。大岡
政談や板倉
政談はむしろ裁判を主としたものであるから、新に探偵を主としたものを書い....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
○一月、守田座は新富座と改称す。巨額の負債の嵩みしためなり。但し一月狂言の「大岡
政談」に、彦三郎の越前守、菊五郎の天一坊、左団次の伊賀之亮、いずれも好評。 ○一....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
まない。此の物音の中でも、殊に甚《はなはだ》しくわたくしを苦しめるものは九州弁の
政談、浪花節《なにわぶし》、それから学生の演劇に類似した朗読に洋楽を取り交ぜたも....