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故宮
「故宮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
故宮の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
破り、さらに智高を破り、※(鉄囲山叢談) 古御所 洛陽の御所は隋唐五代の
故宮である。その後にもここに都するの議がおこって、宋の太祖の開宝末年に一度行幸の....
「石を投ぐるもの」より 著者:宮本百合子
すべきであった。日本婦人協力会には、検事局の人々にとって殆ど内輪の、因縁浅くない
故宮城長五郎氏夫人宮城たまよが主要な一員として参加しているのである。遠慮なく警告....
「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」より 著者:宮本百合子
ってどんなに扱われていたろうかという点にも興味があった。偶然、安芸書房の広中氏と
故宮原晃一郎氏の夫人とが知りあいの間柄で、「古き小画」の切りぬきは、宮原夫人を通....
「源氏物語」より 著者:紫式部
はお勧めを受けてすることでございます。陛下がお妊《はら》まれになりました時から、
故宮はたいへんな御心配をなさいまして、私に御委託あそばしたある祈祷《きとう》がご....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
思いがけなく愛欲が湧き起った。 「違います。僕はあなたが好きなんです」 「じゃ何
故宮本君と仲よくするんだ」 「だって手紙下さらないし、写真もとってくれないんです....
「三国志」より 著者:吉川英治
屍体の数は、一万余と称せられた。 黄昏ごろ。 帝は玉体につつがもなく、洛陽の
故宮へ入御され、兵馬は城外に陣を取って、旺なる篝火を焚いた。 幾年ぶりかで、洛....