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敗余
「敗余〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
敗余の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自転車日記」より 著者:夏目漱石
ゃないかと云う、すなわち乗れざる自転車と手を携えて帰る、どうでしたと婆さんの問に
敗余の意気をもらすらく車|嘶《いなな》いて白日暮れ耳鳴って秋気|来《きた》るヘン....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
ながら千々岩はいかなる場合にも全くわれを忘れおわる男にあらざれば、たちまちにして
敗余の兵を収めつ。ただ心外なるはこの上かの艶書の一条もし浪子より中将に武男に漏れ....
「瘠我慢の説」より 著者:福沢諭吉
徳川家の一類に三河《みかわ》武士の旧風《きゅうふう》あらんには、伏見《ふしみ》の
敗余《はいよ》江戸に帰るもさらに佐幕《さばく》の諸藩に令して再挙《さいきょ》を謀....