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敗訴
「敗訴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
敗訴の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
りしアリナの実父母が歔欷《きょき》するあるのみ。遂にこの訴訟は従男爵コンラド氏の
敗訴となり、アリナの霊と、従男爵の血によりて生まれたる孩児《がいじ》の扶助料、及....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
盛んに権利を主張しておったが、ジェームス一世の時に至って始めて判決が下り、原告の
敗訴と決定して、領地は第十一代のバークレー侯に帰したのである。 二八 矛盾の....
「花咲ける石」より 著者:坂口安吾
わしておいたから、案ずることもない。房吉の舅が訴えを起したけれども、藩の裁判では
敗訴になった。 そこで江戸の奉行所に出訴し、再審の結果は山崎ら一味全員の有罪と....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
たのは、この浜村の智慧を借りたのじゃが、それが訴訟になってのう。浜村め、気の毒に
敗訴して、大阪所払い、只今、泉州堺におるが、その倅の嫁を、わしに頼んでおる。二百....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
実乙がなんらの損害もこうむっていなければ、不法行為の成立要件を欠くものとして乙は
敗訴せざるをえない。むろんただ合理的に考えれば、乙にはなんらの損害もないのだから....