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「教信〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

教信の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
い考えではない、ないばかりでなくそれは本当の意味にとってみまするならば、キリスト教信者が持ってもよい考えでございまして、それはキリスト信者が持つべき考えではない....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
という慎み、上品の力を与えた点に対して敬意を表すべきである。シナ歴史は、熱心な道教信者が王侯も隠者も等しく彼らの信条の教えに従って、いろいろな興味深い結果をもた....
岡本一平論」より 著者:岡本かの子
以来、氏はすっかり、宗教の信仰者になってしまいました。 始めは、熱心なキリスト教信者でした。しかし、氏はトルストイなどの感化から、教会や牧師というものに、接近....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
俺の手で世話することになったのじゃ。しかるに困ったことにこの娘の両親は、きつい仏教信者であった為め、わが児が早く極楽浄土に行けるようにと、朝に晩にお経を上げてし....
世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
はじめた。彼は単純で、しかも哀憐の情を起こさせるような言葉で、長いあいだキリスト教信者としての死を静かに念じていた彼女の平和な永眠を述べた。 「ついに死の女神は....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
かかる哲学専門の教師のほか、世間においては外来のクリスト教の宣教師およびクリスト教信者の教師ならびにこれらの薫陶《くんとう》を受けたる内地の牧師らの刺戟もまた哲....
式部小路」より 著者:泉鏡花
、井戸端で火難消滅の水垢離を取って、裸体のまま表通まで駆け出すこともあった、天理教信心の婆々の内の麁匆火であった事と。 それから、数万の人ごみ、軍のような火事....
註文帳」より 著者:泉鏡花
魂を押つけられたように気が滅入った。 しかもお使番が女教師の、おまけに大の基督教信者と来ては助からんねえ。」 打微笑み、 「相済まんがどうぞ宅の方へお届けを....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
からしかった。浅草の伝法院へ度々融通したのが縁となって、その頃の伝法院の住職唯我教信と懇ろにした。この教信は好事の癖ある風流人であったから、椿岳と意気投合して隔....
芸術三昧即信仰」より 著者:上村松園
その後芸術三昧のうちに、信仰を抱いていくようになった。それにわたしの母が熱心な仏教信者で普門品などを誦しているうちに、今では全部覚えてしまいました。だからと言っ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
です。おかしなチベット語を使って話も漸く分る位に出来るんです。 その男は余程仏教信者と見えて私にいろいろ仏教の事を尋ねますから相当の返辞をして仏教の有りがたい....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
日の記念となす。あたかもわが国の寺院に永代読経の掲示あるがごとし。 英国にて宗教信者の家を見るに、内仏、神棚のごときものはさらに安置せず。ゆえに、朝夕礼拝を行....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
も中等社会の方のよきことが分かる。 また、当日は午前夜分両度礼拝式があるが、旧教信者のほかはたいてい参席謹聴しておる。また、平日の運動にもなるべく多数共同して....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
菩薩を祀り、礼拝を怠らなかった人々もあります。その人たちの偉大な勇気の源泉が、仏教信仰にあったということは、私たちの生活に、如何に信仰が重大な役目を演ずるかを示....
耳香水」より 著者:大倉燁子
件は、皆さんもまだ記憶していらっしゃいましょう。美人で、賢夫人で、熱心なクリスト教信者で、まことに評判のよかった奥様であっただけ、あちらではもう一時はその噂で持....