教授会[語句情報] » 教授会

「教授会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

教授会の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青春の逆説」より 著者:織田作之助
る。 七 校門をはいって直ぐ右手にある賢徳館という古い建物のなかで、及落決定の教授会議がひらかれた。三月の初めで、京都では未だ厳しい寒さだった。ストーヴをたい....
三四郎」より 著者:夏目漱石
。これが御殿《ごてん》」と歩きだしながら、左手《ゆんで》の建物をさしてみせる。「教授会をやる所です。うむなに、ぼくなんか出ないでいいのです。ぼくは穴倉生活をやっ....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
にも拘らず一つ見落すことの出来ない違いは、帝大には殆んど名目上に過ぎぬとは云え教授会乃至評議会としての大学自治組織があって、それが対政府的にも対社会的にも、又....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ろんこれは事実であったろうと思いますが……。 ……斯様な事情で、卒業論文銓衡の教授会議に対しては、学内一般の緊張した耳目が集中していたのでありますが、サテ、愈....
社会時評」より 著者:戸坂潤
ことを云うから、引き込みが益々付かなくなるわけで、教授としての頭の善い悪いは一体教授会が判定しなければならないことだ。処が現に、法学部教授会は全員一致で、滝川教....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
といわれるかも知れないが、しかしその内の一二の教授を私は直接知っているので、この教授会の決議には別に今さら驚かない。とに角このパンフレットは軍部自身案外で、問題....
失われた半身」より 著者:豊島与志雄
義だけを聴きに出て来るのだ。何か不利な事件があって、おれの出席率の甚だ悪いことが教授会の話題に上っても、平素、一二の教授の眼にとまっておれば、必ず弁護して貰える....
」より 著者:坂口安吾
為しとげた成果は、まだ試験を受けたことのない新入生と殆ど変りがなかったのである。教授会で彼が話題になったとき、誰かが言った。 「しかしだねえ。彼は酒を知らず、タ....
初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」より 著者:和辻哲郎
ったと記されている。この話の内容はよくは解らないが、京都大学への転任の話が京都の教授会で確定したのは、翌年四月のことである。だからこの話が前年の十一月ごろに始ま....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
文明は精神文化をして全く後顧の憂いなく発展せしめるための基礎工作です。 大学の教授会においてすら食物の話に真剣な今日のありさまを見るにつけても、科学者は大急ぎ....
学界の純粋支持者として」より 著者:戸坂潤
究所の嘱託でも研究員でもなければ、大学の教室の助手でも助教授でもない。私は所長や教授会の御気嫌をうかがったり、主任教授の命じた結果を出すような研究をやったり、論....