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教派
「教派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
教派の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
ただ真理に到達する阻害と見なした。この絶対を愛する精神こそは禅門の徒をして古典仏
教派の精巧な彩色画よりも墨絵の略画を選ばしめるに至ったのである。禅学徒の中には、....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
ことが出来る。これによって、宗教は健全となるという次第である。そこで寺院・教会・
教派・宗派・教団等の宗教団体やこれに類似した宗教結社を法定化し、宗教教師の資格も....
「ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
めて自然のことであります。そんならそのままでいいではないか。と斯うなります。又異
教派の方にも大分諸方から鉄道などでお出《い》でになった方もあるようでありますが鉄....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
るのは、オラトアール派の創立に力を尽した三人のうちの一人であったからではなく、新
教派の国王アンリ四世のために自分の名を提供して誓言の材料に供したからです。サン・....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
お前を愛する! というのがわしの教理要領だ。だれでも愛を持ってるものはすなわち正
教派だ。アンリ四世の誓投詞では飽食と酩酊《めいてい》との間に神聖というものが置か....
「その人を知らず」より 著者:三好十郎
ち五六人の信者どうしが集ってなにしたもので、一種の独立教会……日本内地の、どんな
教派とも、べつにつながって居りませんくらいで、ましてその―― 伴 しかし、すると....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
んはシナ人でネパールへ来て妻君を貰うてこの大塔のラマになったのです。このラマは旧
教派に属して居ますからむろん妻君を貰うても差支えないのです。ギャア・ラマは私を同....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
上がったのだった。静寂な生活こそ、彼の渇仰するものである――そう彼は宣言した。新
教派からの圧迫も、戦争の野蛮性も、同じく忘れた静寂な生活。そして、静寂な生活なる....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
なり。 フランスは宗教の自由を許すも、当時政府の公認を得たるもの、ローマ宗、新
教派、ユダヤ教、ミュジュルマン宗の四宗のみ、これを公認教と称す。すなわちその国の....
「澪標」より 著者:外村繁
的な人間肯定に対して、私は涙を流して喜んだはずである。が、私の正義派的なもの、清
教派的なものが、未練がましく抵抗を試みて止まないのである。卑近な例で言えば、自分....