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「教程〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
教程の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
です。しかし、日本に着いてからの四十年余りの間と云うものは、確かに美衣美食と高い
教程でもって育まれていったのですから、外見だけでは、十分宮廷生活と申せましょう。....
「ねずみと猫」より 著者:寺田寅彦
われわれが知らないのか、知ってもそれを信じて実行しないのかもしれない。住宅建築の
教程にねずみに関する一章のないはずはあるまいと思う。 大工を呼んでねずみの穴の....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
るという以外になんらの意図はないのである。そういうわけで、もちろん、論文でもなく
教程でもなく、全く思いつくままの随筆である。文学者の文学論、文学観はいくらでもあ....
「火事教育」より 著者:寺田寅彦
な心得の一般を固定させるよりほかに道はないように思われる。 現在の小学校教育の
教程中に火災の事がどれだけの程度に取り扱われているかということについては自分はま....
「蒸発皿」より 著者:寺田寅彦
と、自分の幼時の「グロテスク教育」はこういう順序で進捗して行ったのであった。この
教程は今考えてみると偶然とは言いながら実によくできていたと思う。この
教程の内容を....
「さるかに合戦と桃太郎」より 著者:寺田寅彦
を極端に制限してしまっているのではないかという疑いがある。たとえば小学校の理科の
教程といったようなものを見ても、その膳立てが立派であると同時に料理の種がすっかり....
「函館の大火について」より 著者:寺田寅彦
的知識を普及させるのが急務であろうと思われる。少なくもさし当たり小学校中等学校の
教程中に適当なる形において火災学初歩のようなものを插入したいものである。一方では....
「俳句の精神」より 著者:寺田寅彦
、俳句を修業することは日本人らしい日本人になるために、必要でないまでも最も有効な
教程であり方法である。これは一見誇大な言明のようであるが実は必ずしも過言でないこ....
「科学に志す人へ」より 著者:寺田寅彦
校で教わった色々の六かしいことは大抵|綺麗に忘れてしまったように思われる。正常の
教程課目として教わったことで後年直接そのままに役に立ったことは比較的わずかで
教程....
「家庭の人へ」より 著者:寺田寅彦
であるが、実際それがそうでないのは、教える方と教わる方と両方に罪があるであろう。
教程や教授法にも改良の余地が沢山にあるように思われるが、第一教わる方に心掛けと興....
「アインシュタイン」より 著者:寺田寅彦
びは、もうこの頃から彼のうら若い頭に滲み渡っていた。数理に関する彼の所得は学校の
教程などとは無関係に驚くべき速度で増大した。十五歳の時にはもう大学に入れるだけの....
「徒然草の鑑賞」より 著者:寺田寅彦
適用するものが多い。いわゆる「成功の秘訣」にでもありそうなことや、「英国風紳士道
教程」の一つのチャプターといったようなもののあるのは面白い。第十二、三十六、三十....
「一週一夜物語」より 著者:小栗虫太郎
oe's School といえば、たいていのものは知っています。 で、そこの、
教程を終えてから何をしたかというと、まず助教師、そして最近は、校主の知己のヘミン....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ちかいものだろう。私はボンヤリ考えこんでしまいましたよ。よろず学びごとに基本とか
教程が定まらないということは、それを実地に見せつけられると、実にタヨリなく、侘し....
「学校教育における図書館の利用」より 著者:佐野友三郎
で、これを離るるに忍びざらしめこれによりて学校に応答せざるべからず。」『師範学校
教程図書館管理要項より』 四 図書館を中心とする自学自修主義の学風作興....