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敝履
「敝履〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
敝履の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「男女同権」より 著者:太宰治
》って識別し、これにつけ込み、さんざんその男をいためつけ、つまらなくなって来ると
敝履《へいり》の如く捨ててかえりみないという傾向がございますようで、私などはつま....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
しも衰えざりし、彼は妾と同棲せるがために数万《すまん》の財を棄つること、あたかも
敝履《へいり》の如くなりき。結婚の一条件たりし洋行の事は、夫婦の一日も忘れざる所....
「ソクラテス」より 著者:新渡戸稲造
気がして、心が弛《ゆる》み、折角《せっかく》青年時代に守り本尊としていた理想を、
敝履《へいり》の如く棄て去るのが多いものであるが、独りソクラテスに限っては、こう....