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敢闘
「敢闘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
敢闘の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
。 今日敵は焼夷弾と爆弾の混投を行ない、相当火災も起こったようで、「官民必死の
敢闘により消火中云々」と放送された。 雪は夕方に入ってもますます降りしきり、家....
「現実に立って」より 著者:宮本百合子
わないほど無気力な男も女もない。この頃の日本の交通機関のおそろしい混乱と、そこで
敢闘する婦人たちの姿をみたとき、こう迄がんばる日本の婦人が、やがてこの混乱の根本....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
イ」と調子の外れた大声で返事はするが目じろぎもせず必死の構へは崩れをみせず、真剣
敢闘、汗は流れ、呼吸は荒れ、たまに勝負の手があくと汗をふきふき誰彼と腹蔵なく談論....
「町内の二天才」より 著者:坂口安吾
腕自慢が百人ほども集った中に、最年少の正吉もいたのである。二回戦で敗れたが、特に
敢闘賞をもらった。その記事と、対局中の写真までのったのである。 町内から将棋の....
「スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
上徹太郎、石川達三もまあかなりうまい、ボクなんか非常にヘタなんだが、たゞ一所懸命
敢闘する、全力でやる、
敢闘精神だけは実に旺盛なんだ。 この前東大病院に入院して....