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「散楽〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

散楽の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
歌舞が一わたりすむと、その次が唐及び高麗の舞楽である。演奏の順序は唐古楽一舞、唐散楽一舞、林邑楽三舞、高麗楽一舞、唐中楽一舞、唐女舞一舞施袴二十人、高麗楽三舞、....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
非人と言われたものの中で、最も種類の多いのは雑多の遊芸者でありますが、その中でも散楽すなわち能役者の如きは、室町時代から解放せられて、立派な身分となっているので....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
である。奈良坂春日社の縁起(『坊目考』による)によるに、夙の者の祖|弓削浄人が、散楽俳優をなして春日神に父の白癩平癒を祈った。これが「申楽翁三番叟」の起原である....
美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
は、国際文化センターみたいな役割を持っていた。宗教だけでなく、学問、医術、伎楽、散楽、美術工芸、みんな寺院を通って消化され、また寺院へ来て学び取ってゆく。写経所....