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「敬白〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

敬白の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:芥川竜之介
万人の嗤笑《ししょう》する所となるも……微衷不悪《びちゅうあしからず》御推察……敬白。貴下の忠実なる友より。」 手紙は力なく陳の手から落ちた。 ……陳は卓子....
透明猫」より 著者:海野十三
方には、即金で金十万円也を贈呈《ぞうてい》します。透明猫普及研究協会総裁村越六麿敬白」 六さんはえらい名前までこしらえて、でかでかと、とびらにはり出した。 こ....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
めつつ死んだのだ」 ……と……。 最後に貴下の御健康を祈らせて頂きます。頓首敬白 大正七年十月十三日午後七時半 本郷菊坂ホテルにて認め終る....
金属人間」より 著者:海野十三
》一回につき金三十円なり。ただしそれ以外の祝儀《しゅうぎ》を出さるるも辞退せず。敬白。 と大変なことが書いてある。 三角軒ドクトル・ヤ・ポクレの雨谷狐馬と....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
司などの御註文は多少にかかわりませず迅速に御届け申上ます。 月 日さくら敬白 ちなみに英貨一片は日本の約四銭、一志がざっと五十銭に相当するこというまで....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
千五百九十八年 西暦千九百三十八年 昭和十三年 春のお彼岸の日 百姓弥之助敬白 第一冊 植民地の巻 一 百姓弥之助《ひゃくしょうやのす....
丹下左膳」より 著者:林不忘
へのぼる。泥之助は国にとどまり、時日を移さず鹿島明神に詣でて願書一札を献納した。敬白願書奉納鹿島大明神|宝前《ほうぜん》、右心ざしのおもむきは、それがし土子泥之....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
を疑いません。そして音楽家としての御進歩を、かげながら心から注目いたしましょう。敬白 ヨゼファ・フォン・ケリッヒ 最も辛辣《しんらつ》な叱責《しっせき》も、....
小説 円朝」より 著者:正岡容
今晩より御高覧に| │新作道具噺 | │ 奉供候 圓朝敬白| └──────────────┘ こうした立看板を、麗々しく久保本の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ツコトヲ得ン シカモ丹精ハ誠ニアリ 誤ル莫ラン 元弘三年五月七日 源朝臣高氏敬白 と、特にわが名へ初めて、朝臣と名のりかぶせて、読み終るとすぐ、 「筆を」....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
武者は(むさ)侍は(さぶらい)牛車は(ぎっしゃ)不孝は(ふきょう)禿は(かぶろ)敬白は(けいびゃく)――といった類がそれである。 だから今度の巻の名を「ごさん....
山の人生」より 著者:柳田国男
落合に、りう三つを得さすべし。猶行末々たがふまじと誓ひて過ぎたまふ。急々如律令。敬白。 右の話が天つ神の新嘗の物忌の日に、富士と筑波と二処の神を訪れて、一方は....