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数え日
「数え日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
数え日の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
でも十二月にはいって煤掃きをする。手廻しのいい家は月初めに片付けてしまうが、もう
数え日という二十日過ぎになってトントンバタバタと埃を掃き立てている家がたくさんあ....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
そのあと空しく薄暗い土間へ放りだされている石の狐の耳ひとつ。 ……表はいつか
数え日の暮れがたの暗い氷雨が音立ててさびしくふりだしていた。 その晩おそく石屋....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
くばし》のあたりから、転がるように途切れ途ぎれて尾を引いてくる――。 「うらみ
数え日 家蔵《いえくら》とられた 仇敵《かたき》におうみや 薬かゆすりか 気ぐ....
「十番雑記」より 著者:岡本綺堂
ゆくと、きのう一日降り暮らした後であるから、予想以上に路が悪い。師走もだんだんに
数え日に迫ったので、混雑もまた予想以上である。そのあいだをどうにかこうにか潜りぬ....