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数名
「数名〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
数名の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
ろし、こんどは甲板上の怪物がどうしてもはいりこめないようにした。 マルラ秘書は
数名の屈強な船員をひきつれ、いつのまにかクーパーのところへかえってきた。そして、....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
事業家ガスコ氏 艇内捜査と時限爆薬のかたづけがすんだあとで、艇長テッド博士は、
数名の幹部とゲーナー少佐と、そのほかに特別に帆村荘六を招いた。 「集まってもらっ....
「暗号の役割」より 著者:海野十三
。一体何事が起ったのであろうか。そのとき、どやどやと足音がして雪崩れこんで来た十
数名の男たち。彼らは申し合わせたように防毒面をつけていた。 そして烏啼以下五名....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
ばれ、複雑な通信機がやっぱり環状にならんで据えつけられ、艇長リーマン博士のほか、
数名の高級艇員が執務していた。 だが展望室との間は、完全な防音ができているので....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
とであった。 帆村は、山岸少年を連れていった。そのほかに、頭脳明晰な科学者を十
数名集めて、このミミ族研究所は、いそがしく発足したのであった。 班長左倉少佐は....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
だ」 「はあ、わけと申しますと、……」 「さきにわれわれは川上機関大尉の容疑者を
数名射殺したが、万一あの容疑者のほかにほんとうの川上機関大尉がのこっていたときは....
「三人の師」より 著者:上村松園
菊地芳文 谷口香※ 都路華香 竹内栖鳳 の四人の方のうち、私は栖鳳先生塾へ他の十
数名の人たちと一緒に通った。 竹内栖鳳先生 松年先生、楳嶺先生....
「瘤」より 著者:犬田卯
現助役の杉谷と他の三人の村議――それから有志と称せられる連中からすぐって見たら十
数名はいることであろう。これらすべてが一心同体になれば津本を蹴落すことは決して不....
「妖怪学」より 著者:井上円了
れに加わればたやすく回転するというも、この理なり。 先年、豆州下田港にて、巡査
数名相集まりてこれを試むるにその回転を見ず、さらに他の信仰者一名これに加わりて試....
「迷信解」より 著者:井上円了
いおりしに、人の突然門を過ぎ行くがごときを覚え、間もなく石の飛びきたるを見たり。
数名のもの前後より急に立ちあがり、その人をとらえ灯を取りてみれば、その近辺に住め....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
同様のものにて、近ごろ当府下にて流行の景況を見るに、書生輩の下宿屋に休日の晩には
数名相会し、種々さまざまのことを問いかけて一夕の遊戯となし、市中にては往々、歌舞....
「私の仕事 松篁の仕事」より 著者:上村松園
二十年来の画債整理と、皇后陛下よりの御用命に依り、双幅藤原時代美人
数名の揮亳完成を期するために、今度は是非に謹製致したいと思いながら、遂に三年許り....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
属財産は、国教宗にては法律上その住職の所有とし、非国教宗にては檀家中の主なるもの
数名連署してその所有者となるなり。国教宗の住職は、ほとんど全く一寺を支配するの特....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
これまた驚き申し候。 ある日、某市の紳士によりて組織せられたる倶楽部に出席し、
数名の紳士と談話を交えたることありしが、拙者が哲学専門なりというを聞きて、哲学と....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
隊によってゆり起された。そして銃剣で、抵抗すれば撃つとおどかされながら、同宿の者
数名とともに戸山ヶ原騎兵連隊の営倉にぶちこまれた。真暗で妙なにおいだけが鼻につく....