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整列
「整列〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
整列の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一房の葡萄」より 著者:有島武郎
色《ふたいろ》を取上げるが早いかポッケットの中に押込みました。そして急いでいつも
整列して先生を待っている所に走って行きました。
僕達は若い女の先生に連れられて....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
の他の数値を刻々と博士に報告した。 「諸君」 と、博士がマイクを執《と》って、
整列している隊員に呼びかけた。 「本日は例の異常海底地震を全く感じない。といって....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
になった。 いつもであると、訣別に際し、各艦は水平線上に浮かびあって、甲板上に
整列し、答舷礼を以て、お互の武運と無事とを祈るのが例であった。しかし今回に限り三....
「人造人間の秘密」より 著者:海野十三
った形だった。なぜといって、扉がひらいての瞬間から、私の眼は、室内に軍隊のように
整列しているぴかぴかの人造人間のすばらしい群像に吸いつけられてしまったのだ。 ....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
いる照明灯の光が、だんだん明かるさを失っていった。とつぜん喇叭が鳴り響いた。総員
整列だ。時計を見ると出発まで、あと三十分だ。 帆村たちは、地上指揮所の前に
整列....
「火薬船」より 著者:海野十三
ったような気がする。入口をはいったところには、高級船員らしい七八人の男がきちんと
整列していて、隊長岸少尉のかおを見ると、一せいに挙手の礼を行った。 室の真中に....
「怪塔王」より 著者:海野十三
て来ました。 「気をつけ、番号!」 銃剣をしっかり握って、水兵さんたちはさっと
整列しました。 塩田大尉はその前に進み出て、 「これから上陸して偵察任務を行う....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
刀川の肚はきまった。 五十メートルほど向こうの海底に、二十四、五名の潜水隊員が
整列していた。いずれも同じような恰好だから、誰が誰だかわからない。 ここは相当....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
ら推して大分落着いてきたようです。「では全員集まれッ」 全員は直ちにドヤドヤと
整列しました。私は恥かしかったので、横の方で気を付けをしました。 「番号ッ」 ....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
」 K隊長は緊張に赭らんだ頬に、頤紐をかけた。 兵員は、急速に高射砲列の側に
整列した。命令一下、高射砲は一斉にグルリと旋回して砲口を真北にむきかえた。 真....
「空襲警報」より 著者:海野十三
隊あつまれ!」 中尉の号令を待ちかねていたかのように、部隊はサッと小暗い営庭に
整列した。点呼もすんだ。すべてよろしい。そこで直ちに部隊は隊伍をととのえて、しゅ....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
の小屋があって、彼はその中へ押し込められた。彼はちょっとよろけたばかりで、丸太を
整列した門が彼の後ろを閉じた。その他の三方はキッタテの壁で、よく見ると室の隅にも....
「人間山中貞雄」より 著者:伊丹万作
平安神宮の広場は暑かつた。紙の旗を一本ずつ持つた我々は脱帽してそこに
整列していた。日光は照りつけ汗がワイシャツの下からにきにきと湧いた。前面の小高い....
「西航日録」より 著者:井上円了
一尺五寸ないし二尺余にして、その数幾万なるを知らず。上下となく左右となく、一面に
整列排置し、あたかも人工をもって庭石を敷きたるがごとし。俗説に、古来この地に一大....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
市内模範の小学校に至る。建築壮大、設備整頓、なかんずく生徒に対し、日々国旗の前に
整列せしめ、国歌を奏して敬意を表せしむるは、愛国心を養成する新奇の考案なるを感ぜ....