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整形
「整形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
整形の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
った挙句、到頭カル焼みたいに肥り出して来たお腹を、あっという間にもとのスタイルに
整形したというかどで、ちょっと来なさい――そんな奴だよ。それで謹慎してりゃ、未だ....
「鎖骨」より 著者:寺田寅彦
気になった。医者が来て見ると、どうも右肩の鎖骨が折れているらしいというので驚いて
整形外科のT博士に診てもらうとやはり鎖骨がみごとに折れている。しかしそのほうはた....
「大脳手術」より 著者:海野十三
そしてその第一は、今までのような醜い痕跡残存が完全に跡を絶ったことだ。だから顔面
整形手術の如きものが、どんどん行われるようになったのだ。しかも和歌宮師の手術は、....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
っぱり嚥み込めない。 「分らん奴だなあ、君は。つまり立体テレビジョンの方式を解剖
整形学に活用したものだと思えばいいのだ。とにかくおれは、こうして現場を抑えた以上....
「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」より 著者:海野十三
っき御覧になったヒルミ夫人――あれは医学博士の称号をもっている婦人ですよ。専門は
整形外科です。しかしそればかりではなく、あらゆる医学に通暁しています。世にも稀な....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
践においてはそれぞれ各種の哲学を想定しているといってもいいのだし、又社会衛生学や
整形外科乃至美容術になれば社会科学や風俗美学までも想定しなければなるまい。そこか....
「後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
けれども、あんな所から、非常に単純な仕組で、それでいて効果の素晴らしい、何か弛緩
整形装置とでも云いたいものを、犯人は考案したのではないだろうか。勿論|現在の所で....
「病院風景」より 著者:寺田寅彦
東京××大学医学部附属病院、
整形外科病室第N号室。薄暗い廊下のドアを開けて、室へはいると世の中が明るい。南向....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
旅行をはじめることになりました。まっさきにはいっていったのは、ある奥さまの心で、
整形外科の手術室にはいりこんだようにおもいました。これはお医者さまが、かたわな人....
「街はふるさと」より 著者:坂口安吾
ていた。たッて、という情熱が、起らなかった。ストレプトマイシンも買える。入院して
整形手術もできそうだ。転地して、元気を恢復して戻ってくることも、不可能ではないか....
「血液型殺人事件」より 著者:甲賀三郎
ました。その結果確かに毛沼博士の憎むべき奸計であることが分ったのです。K病院では
整形外科の手術室のすぐ前に産室があります。当時毛沼博士は
整形外科の医員に友人があ....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
をもって弁済いたすという仕組でござります。リヨン市には弊社に附属する優秀なる外科
整形病院がございまして、まことに手ぎわよく、原品同様に修理工作をいたしましてご返....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
変だ。一人でいちばんたくさんあったのは百十傷であった。傷を洗い、異物を取り除き、
整形縫合し、薬をつけて、繃帯を巻き上げるまでには、一人の患者にずいぶん時間をとら....
「落日の光景」より 著者:外村繁
表が掲げてあり、その下には男女のこけし人形が並んでいる。更にその先には産婦人科兼
整形外科の医院もある。しかしそんなものには私は用はない。私は旅館の角を右に曲る。....