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「整数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

整数の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
物理学圏外の物理的現象」より 著者:寺田寅彦
郎博士の実験で、円板の中心を衝撃する際に生ずる輻射形の割れ目が衝動の強さに応じて整数的に増加して行く現象のごとき、おそらくある方程式の固有値によって定まるであろ....
自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
、だれも手をつけた人を聞かない。 ガラスなどの円盤の中央をたたくと、それがある整数だけのほぼ同大の扇形に割れる。これについては前に鈴木清太郎君の研究がある。こ....
平凡」より 著者:二葉亭四迷
が悲観された。 算術は四則だけは如何《どう》やら斯うやら了解《のみこ》めたが、整数分数となると大分怪しくなって、正比例で一寸《ちょっと》息を吐《つ》く。が、其....
科学論」より 著者:戸坂潤
い。 * ここに解析的と云ったのは、必ずしも数学的な Synthesis(代数や整数論や純粋幾何学など)と対立させる意味ではない。 社会科学に於ける解析的操作....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
ればならないのである。自然科学に対して適用される数学は、極めて少ない例外(例えば整数論)などを除いては、殆んど凡ゆる種類に渡っている。どう役立つかも判らずに出来....
現代科学教育論」より 著者:戸坂潤
なものだとしても、他方それでは方程式論は変分よりも低級なものだと云えるだろうか。整数論乃至数論は単に初等的なものだろうか。群論やマトリックス理論はどうか。波動微....
ピタゴラスと豆」より 著者:寺田寅彦
の定理を見付けたとかいう話が伝えられている。この同じピタゴラスがまた楽音の協和と整数の比との関係の発見者であり、宇宙の調和の唱道者であったことはよく知られている....
物質とエネルギー」より 著者:寺田寅彦
子の有する電気以下の少量の電気はどこにも得る事が出来ぬ。あらゆる電気はこの微粒の整数倍であるという事になった。それで電気を盗むのはこの電子の莫大な粒数を盗むので....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
に時を同じくして起ったこの奇蹟には、なにか類似というよりも、底ひそかに通っている整数があるのではないかと思われた。 法水は、次々と現われてくる謎に混乱してしま....
文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
々異様に変わったものが生じ、また種々の面白い結果も得られた。 七、勾股の長さを整数にて得たいとの問題がある。それが斜三角形にも広められ、他の種々の図形の場合に....
回顧と展望」より 著者:高木貞治
大して変わりないのであった. フロベニウスは年も一番若く,講義はガロアの理論や整数論で,内容は別段変ったことはないが,講義振りは実にキビキビしたもので,ノート....