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「敵営〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

敵営の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原の乱」より 著者:菊池寛
五奉行等と議して、 「我が弾丸兵糧も残少なくなって来た。我軍の力|猶壮んなる今、敵営を襲って、武器糧米を奪うに如くはない。細川の陣は塁壁堅固の上に銃兵多いから、....
小田原陣」より 著者:菊池寛
て模擬城を築いた。一夜明けて小田原城から見ると、石坦を築き、白壁をつけた堂々たる敵営が聳えて居るのだから、随分面喰っただろうと思う。 「凡人の態ならず、秀吉は天....
十二支考」より 著者:南方熊楠
む、玄宗、不空三蔵をして祈らしむると、毘沙門の王子、兵を率いて府を援《すく》い、敵営中に金色の鼠ありて弓絃を皆断ったので大勝利となり、それより城楼|毎《つね》に....
三国志」より 著者:吉川英治
兵糧を貯えおく粮倉へ迫って、縦横無尽に火をつけろ。火の手の旺なるを見たら、同時に敵営へ迫って、側面から彼の陣地を攪乱せよ」 「承知しました。して残る一名の蔡和は....
三国志」より 著者:吉川英治
。 「見ろ。敵は霧の底にまだ眠っている。一気に蹴やぶれ」 どっと、山を離れて、敵営へ迫った。 「来たか、魏延」 思いがけなくも、敵は八文字に営門をひらいて、....
三国志」より 著者:吉川英治
ういくぶん弱っているのかも知れない」 魏の陣から帰ってきた使者に向って、孔明は敵営の状と、司馬懿の反応を質していた。 「仲達は怒ったか」 「笑っていました。そ....