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敷き蒲団
「敷き蒲団〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
敷き蒲団の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「単独行」より 著者:加藤文太郎
布が箱の中に入れてあって、その上に蓙が冠せてあった。それを引出し、偃松の上に蓙を
敷き蒲団四枚と毛布を使って寝床を作った。雪が小屋の上の方からも入ってくるので、蒲....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
みみずの太いようなものであった。上原の死体はさきに警察に運び去られていたが、その
敷き蒲団の下にこんな薄気味のわるい虫がひそんでいたことを誰も発見しなかったのであ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
そこに彼の寝床があった。
ガヴローシュの寝床はすっかり整っていた。すなわち、
敷き蒲団《ぶとん》と掛け蒲団とまた帷《とばり》のついた寝所とをそなえていた。
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「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
えたこころは泪《なみだ》っぽくなっていた。 手早く床をたたんで身じまいをした。
敷き蒲団の下に入れておいた金包みを肌《はだ》へ巻くには、音のしないように気をつけ....