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文は人なり
「文は人なり〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文は人なりの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
加えていなければならぬ。
又
彼等は皆|樗牛《ちょぎゅう》のように「
文は人なり」と称している。が、いずれも内心では「人は文なり」と思っているらしい。....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
の人格においても人並み以上たらねばならぬことがだんだんに分かって来はせぬか。 「
文は人なり」 というが、人格を示すもの豈《あ》に独り文のみならんやで、政治も人....
「秘伝の名訳」より 著者:岸田国士
のひろい蘊蓄と豊かな才気と、更にその頼もしい人柄とに、親愛の拍手を送つている。「
文は人なり」というけれども辰野氏のあの文体の調子と匂いは、「フイガロの結婚」の台....
「解釈学と修辞学」より 著者:三木清
表現的である。修辞学は何よりも話す人の人間、性格、すなわち主体的なものを現わす。
文は人なりというのはよく知られた格言である。修辞学を単に言葉の問題としてでなく思....
「国枝史郎氏の人物と作品」より 著者:小酒井不木
生むのは氏の人格の然らしめるところであろうと言ったのは私も大に賛成である。全く「
文は人なり」という言葉は氏に対して最もふさわしいものである。 氏の文章は一のリ....
「二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
、正確さは実証によって裏づけられる。 だから、僕の会話はこうなるだろう。 「『
文は人なり』だって! 『人』なんて怪物が存在するものか。何といっても文は文だよ」....
「日本料理の要点」より 著者:北大路魯山人
も成り立つだろう。 またまた人間の問題に陥ったが、小生自身が、古人のいわゆる「
文は人なり」と喝破されたことに、一も二もなく同感する者であるがゆえに、料理づくり....