文化勲章[語句情報] » 文化勲章

「文化勲章〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文化勲章の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「「大人の文学」論の現実性」より 著者:宮本百合子
こういうごく素朴な、政治と文学との混同が顕著であることは注目に価する。老藤村が、文化勲章の制定に感激しつつ、いまだ文学が一般の人、特に政治家に分っていないこと、....
「今日の文学の鳥瞰図」より 著者:宮本百合子
本年の建国祭を期して文化勲章というものが制定された。これは人も知る如く日本で始めてのことである。早速....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
ることは既に明らかにされたのであったが、一九三七年という年は、更に建国祭を期して文化勲章が制定せられ、帝国芸術院というものが設立され、文芸懇話会は創立四年目に発....
「今日の文学と文学賞」より 著者:宮本百合子
鑑』の見本の一隅に、文化、文芸賞要覧というのがあって、そこを見たら帝国学士院賞や文化勲章までを入れて凡そ二十二種の賞の名が並んでいた。数の上では文運隆盛の趣を示....
「困惑の弁」より 著者:太宰治
う。その人の脳裡に在るのは、夏目漱石、森鴎外、尾崎紅葉、徳富蘆花、それから、先日文化勲章をもらった幸田露伴。それら文豪以外のひとは問題でないのである。それは、し....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
なくなったけれども、文官の勲章はまだ日本にあったんだね。なるほど、我々の老大家も文化勲章をもらった方がいるが、そういう新製品はとにかく勲何等というのはなくなった....
「随筆　私本太平記」より 著者:吉川英治
。（三五・一一・一一） 秋の話題に、マスコミが派手にあつかったせいもあろうが、文化勲章の「物」そのものを、どんな品かと好奇心で見たがる人が案外多い。 私は当....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
文化勲章受領者の九氏については、誰と云って文句のつくべき人はないだろう。自然科学....
「思想動員論」より 著者:戸坂潤
内閣はないに拘らず、文化統制となると之に尤もらしい心得のある内閣は極めて乏しい。文化勲章制定と帝国芸術院の創立とは、日本の非シヴィルな政府としては、驚くべき飛躍....
「一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
集中して来た。多少の文化的な自信を有つようになって来たのである。今年に這入って、文化勲章制定や芸術院設立となって現われたものがそれである。 だが不幸にして、従....