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文化的
「文化的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文化的の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片信」より 著者:有島武郎
ことができるか。今は所有者階級が倒れようとしつつある時代である。第四階級の人々は
文化的にある程度までブルジョアジーに妥協し、その妥協の収穫物を武器としてブルジョ....
「想片」より 著者:有島武郎
疑問とするのである。単なる理知の問題として考えずに、感情にまで潜り入って、従来の
文化的教養を受け、とにもかくにもそれを受けるだけの社会的境遇に育ってきたものが、....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
ある。日本は土地狹く資源も貧弱である。しかも人口は多く、古來密集生活を營んで來た
文化的性格から部落中心に團結する傾向が強い。こんなところでは、その特殊性を生かし....
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
めているのだから。 この一事をもってしても我々は日本映画協会などというものから
文化的には何らの意味も期待できないことがわかる。ただこのうえはさいわいにして彼ら....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
科大学、東京農大、一高、成城学園、日大予科、女子学習院を初め中学、国民学校多数。
文化的遺産では名古屋城天守閣、黒門、日比谷図書館、松村図書館など多数。 とくに....
「食魔」より 著者:岡本かの子
りをして食べ増した洋食もうまかったし、主人によっていろいろ話して聴かされた西洋の
文化的生活の様式も、便利で新鮮に思われた。 鼈四郎はこれ等の感得と知識をもって....
「鶴は病みき」より 著者:岡本かの子
好い靴の先や洋装の裾のひらめきや、ずばずばしたもの云いに赫子を快活なフラッパーな
文化的モダンガールだと思って好奇心を持った。だが、それらの表面的なものに馴れて、....
「海底都市」より 著者:海野十三
り示した。 「それを知っているんなら――つまり君たちトロ族が、われわれよりずっと
文化的に進歩していることを知っているんなら、君たちはわれわれを親切に指導してくれ....
「白銅貨の効用」より 著者:海野十三
シノプシス 政府が鋳造せる白銅貨の効用について徹底的に論じた一文である。これを以て白銅貨の
文化的価値を明かにしたものという可く、随って考現学の資料ともなるものである。 ....
「カタカナニツイテ」より 著者:伊丹万作
ルガ、原稿ヲ書ク場合ニ関係ガ生ジテクルノデアル。 七、活字ノヒラガナヲ廃止シテモ
文化的ニ何ラノ損失モナイ。我々ハ今マデニオイテモ行書ノ活字ダノ草書ノ活字ダノトイ....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになつてしまつていた国民全体の
文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。 このことは、過....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
包囲されて竟にアタラ九仭の功を一簣に欠くの失敗に終った。が、汎濫した欧化の洪水が
文化的に不毛の瘠土に注いで肥饒の美田となり、新たに植樹した文明の苗木が成長して美....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
のとおりであります。岸内閣の政策転換の要求、(1)友好と平和とを基礎にする人的、
文化的、技術的、経済的交流を拡大し国交正常化を妨害することなくこれに積極的支持と....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
ては何にもなりません。それほど犠牲的なことをしてくれる病いであるが故に、あらゆる
文化的の手を尽して早くその苦悩を取り除けてやろう。これは当然の人情であります。医....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
分と決戦兵器の出現は歩調を一にして進んでいる。それは当然である。この二つの間には
文化的に最も密接な関係があるのである。即ち、兵器の発達は自然に人類の政治的集団の....