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文化科学
「文化科学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文化科学の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「イタリー芸術に在る一つの問題」より 著者:宮本百合子
を示している。そして、アフリカへ! 新しいラテン文化の地へ! というスローガンを
文化科学の全面に押し出しているのである。 イタリーでは今「脱出の文学」というこ....
「文学について」より 著者:宮本百合子
ろくなり闘争面は多様になり民主民族のための強力な統一戦線をもつに至っているとき、
文化科学の各専門家がそれぞれの分野で実力ある文化反動とのたたかいを行うことは革命....
「平和をわれらに」より 著者:宮本百合子
されていると、国際的に見られているのは正しい。ニューヨークでは「世界平和のための
文化科学会議」がもたれ、ソヴェト同盟からも作家ファジェーエフ、音楽家ショスタコヴ....
「科学論」より 著者:戸坂潤
はまず論理学から出発して諸自然科学を遍歴し、やがて精神諸科学(心理学と社会科学と
文化科学)を経て、哲学と世界史とに終るのである。――ヘーゲル自身は必ずしも新鮮な....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
あるか又は夫を無視したことの報いなのである(例えば批判主義哲学に於ける自然科学と
文化科学の概念構成上の対立、「生の哲学」に於ける自然界の範疇と歴史的世界の範疇と....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
然科学と社会科学とに共通な統一的な根本特色がこれなのだ、ということになる(この際
文化科学とか精神科学とかいうものは論外だ、なぜならあるのはそういう科学ではなくて....
「辞典」より 著者:戸坂潤
行った処をディルタイはその所謂精神科学に就いて行った(精神科学とはリッケルト等の
文化科学に対応するがその概念規定を異にする)。彼の歴史学的乃至哲学的労作はかかる....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
のだ。極言すれば、科学者の道が何者かの圧迫をうけているともみられる。「一方に於て
文化科学社会科学に関する知識を制限して、知識の代りに情操と信仰とを鼓吹することを....
「三木清を憶う」より 著者:豊島与志雄
あり、国民学術協会の実質的幹部であり、岩波書店の最もよき顧問頭脳であり、幾つかの
文化科学的辞典の中心執筆者であり、天下の青年知識層を魅了した幾多の書物の著者であ....
「哲学入門」より 著者:三木清
にも法則の認識が必要である。歴史の認識は形の認識であるといっても、歴史学、或いは
文化科学、或いは精神科学、或いは社会科学と呼ばれるものが、一般的なもの、法則的な....
「読書遍歴」より 著者:三木清
ンデルバントの『プレルーディエン』、リッケルトの『自然科学的概念構成の限界』や『
文化科学と自然科学』などから始めて、ジンメルの『歴史哲学の諸問題』等、またトレル....
「聴衆0の講演会」より 著者:中井正一
が知識なしに操作できるように、簡単化、類型化するのも立派な科学である。ところが、
文化科学では、理論が精密化したらしっぱなしである。西田哲学が判らなくなったら、「....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
それは同時に或る客観的な、文化的思想と直接に連関している。というのは、社会科学・
文化科学・又自然科学と云ったような諸科学、それから文芸其の他の諸芸術、との連関な....
「日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
と同じであるように考えられるならば、それは大なる誤である。勿論、自然科学に対して
文化科学とか精神科学とかいうような語が作られているのでも知られる如く、科学が自然....