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「文和〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文和の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:宮本百合子
………」 誰も返事しなかった。編輯員の一人は、片手で髭を引っぱりながら熱心に露文和訳をしていた。向いの机で、邦字新聞から経済記事を他の一人が抄訳している。黒ビ....
新女大学」より 著者:福沢諭吉
其意味を解釈するも事に益することなきは実際に明《あきらか》なる所にして、例えば和文和歌を講じて頗る巧なりと称する女学史流が、却て身辺の大事を忘却して自身の病に医....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
スパイとおっしゃると、つまり、間者ですな」 などと、てれかくしに古風な言葉に英文和訳したが、このへんが渉外部長のあさましいところ。しかし怨みをふくんでランラン....
雪の宿り」より 著者:神西清
ざいました。 室町のお屋敷には、桃華文庫と申す大切なお文倉がございます。これも文和の昔、後芬陀利花院さま(一条|経通)御在世の砌、折からの西風に煽られてお屋敷....
日記」より 著者:宮本百合子
ではない事を思う。 四月四日(火曜) 入学試験 Conversation と英文和訳と Dictation があった。 割合にやさしいなと思った。 同じ日....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
き、箱根|湯本に到って旅に死んだ。年八十二。連歌に関する家集・撰集・作法心得、古文和歌の註釈は頗る多いが、歌の方では『万葉集宗祇抄』『古今集両度聞書』『百人一首....
山の人生」より 著者:柳田国男
。隠し婆は古くは子取尼などともいって、実際京都の町にもあったことが、『園太暦』の文和二年三月二十六日の条に出ている。取上げ婆の子取りとはちがって、これは小児を盗....