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文櫃
「文櫃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文櫃の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪の宿り」より 著者:神西清
闇のなかに数しれず怪しげに立ち迷っているではございませんか。そこここに散乱したお
文櫃の中から、白蛇のようにうねり出ている経巻の類いも見えます。それもやがて吹き巻....
「法然行伝」より 著者:中里介山
所存を述べて見ると、律師は総て物を云わないで聴いていたが、やがて内に立ち入って、
文櫃《ふみびつ》十余合を取り出して法然の前に置き、 「ああ、わしが法門にはこれを....
「三国志」より 著者:吉川英治
のぼった。 また、それらの戦利品中には、袁紹の座側にあった物らしい金革の大きな
文櫃などもあった。曹操が開いてみると、幾束にもなった書簡が出てきた。 思いがけ....