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「文武両道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文武両道の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仇討禁止令」より 著者:菊池寛
も二、三度は誘われて、伴をしたことがある。 長男の万之助は、今年十七で、これは文武両道とも、新一郎に兄事していて、 「お兄さん! お兄さん!」と、慕っている。....
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
た。その一方には今度の戦で沓掛で落馬した話も忘れられてはならない。しかし、とも角文武両道に心掛けたのは義元であるが、氏真と来ては父の悪い方丈しか継いで居なかった....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
も上杉謙信も、前に挙げた稲葉一鉄も伊達政宗も、皆文学に志を寄せたもので、要するに文武両道に達するものが良将名将の資格とされて居た時代の信仰にも因ったろうが、それ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
水は、やっぱりおっしゃるとおりに感じました。そして、勝ちすぎは云々というところ、文武両道について、又自分の息子は先陣に出張って戦うのに如水は背後にあってそれを止....
柳営秘録かつえ蔵」より 著者:国枝史郎
らへ」 主計は奥の間へ呼び入れた。 「さて其許も二十二歳、若盛りの大切の時期、文武両道を励まねばならぬ。時々参られるのはよろしいが、あまり繁々来ませぬよう」 ....
落語・教祖列伝」より 著者:坂口安吾
ジは、失礼だが、田舎ずまいの世間知らず。世道人心にうといな。オレにまかせておけば文武両道、仁義忠孝をわきまえた一人前の人物に仕込んでやる。そろそろ仕込んでやろう....
だいこん」より 著者:久生十蘭
マ薯がしゃべりだした。みなさんがだまってきいている。ママ薯は今年の春ごろから急に文武両道をこころざして、会合へ出るときはいろんな本を読んで暗記してくる。まだアマ....