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「文殊菩薩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文殊菩薩の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
摩の問答 ところで、これについて想い起こすことは、あの『維摩経』にある維摩居士と文殊菩薩との問答です。あるとき、維摩が文殊に対して、不二の法門、すなわち真理とは....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
う》については、叔父の庄兵衛から申しあげたはずですが、なんと言いますか、ちょっと文殊菩薩《もんじゅぼさつ》の生れかわりとでもいったぐあいで、手前がひと睨みくれま....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
いる」と答えた。これからシナに文殊を尋ねて行くのであるが、同伴せぬか」といった。文殊菩薩がシナにいるという伝説が当時専らインドに弘まっていた。それでインドから文....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
般はシナに対する感情を少しも損じない。なおまた である。それはシナの五台山には文殊菩薩が居られて、その化身として世に現われて居るのがすなわち今のシナ皇帝である....
法然行伝」より 著者:中里介山
源光房がその手紙を見て、 「ハテ文殊の像一体とあるが」と不審がると使者が「いえ、文殊菩薩の御像を持参致したわけではござりませぬ。お稚児《ちご》さんを一人連れてま....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
紫雲英草を種子蒔き前の田に植えて、空中窒素を地中に吸い取らせて土地を肥沃します。文殊菩薩がある日、善財童子(文殊は智慧の象徴、善財は求道者、両者とも、華厳経中の....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
賢菩薩のことでしょう」 「普賢菩薩のことか。じゃあおいらは、文殊様だ。普賢菩薩と文殊菩薩は、どこでも並んでいるからね」 「食いしん坊の文殊様ですか」 「泣き虫の....
春水と三馬」より 著者:桑木厳翼
によって文殊の再生と言い触らされ、其名も愛読書の猿蟹合戦に因んで猿蟹上人と改めて文殊菩薩直伝の智恵授所という看板を掲げることとなる。それで怠け者や博奕好きの息子....