文章世界[語句情報] » 文章世界

「文章世界〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文章世界の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私は懐疑派だ」より 著者:二葉亭四迷
まにか私も大気焔を吐いて了って。先ずここらで御免を蒙ろう。 (明治四十一年二月「文章世界」)....
予が半生の懺悔」より 著者:二葉亭四迷
《やっぱ》り例の大活動、大奮闘の野心はある――今でもある。 (明治四十一年六月「文章世界」)....
紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
め、硯友社その他の既成老衰作家などを、ひとたまりもなく押し流してしまった。一方『文章世界』に倚って、若年を養成し、勢い当たるべからざるものがあった。その余威を駆....
田山花袋君に答う」より 著者:夏目漱石
をことごとく通読する余裕と勇気に乏しいものである。現に花袋君の主宰しておらるる「文章世界」のごときも拝見しておらん。向後花袋君及びその他の諸君の高説に対して、一....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
に与えた印象は興味ふかいものがある。「読者より見たる自然派の小説」という題目で『文章世界』が、諸家の感想をあつめたとき、柳田国男氏は「自然主義小説に第一ありがた....
昔の思い出」より 著者:宮本百合子
語りを書いた戯曲などもでてきて、私を笑わせてしまった。 十二三歳の時分、よく『文章世界』を読んだことを覚えている。その頃の『文章世界』には塚本享生、片岡鉄兵、....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
わけです。 ここに一寸面白いことがあります。明治四十一年秋水が、翻訳の苦心を『文章世界』に書いていてね。ブルジョアジーというのが適当な訳語が見出せず、枯川と相....
江口渙氏の事」より 著者:芥川竜之介
の後には、屡如何にしても健全とは呼び得ない異常性が富んでいる。これは菊池が先月の文章世界で指摘しているから、今更繰返す必要もないが、唯、自分にはこの異常性が、あ....
Resignation の説」より 著者:森鴎外
られるものは、多くは本人の考とは違うものだと承知していた方が確なようです。先日の文章世界では千葉君に気の毒な思をしましたよ。どうぞそんな間違の無いように、この話....
日記」より 著者:宮本百合子
日一緒に居ましょうなどと云ったけれ共行われない事だと云う事を私は知って居る。 『文章世界』が来る。 四月二十九日(水曜)晴 〔摘要〕出席 日誌当番。 訳....
日記」より 著者:宮本百合子
どれほど暑くても、さわがしくても、静かな書斎さえあれば、東京よいところである。『文章世界』の増刊をよんで見ると、種々な感に打たれる。今までとまるで違った顔ぶれで....
日記」より 著者:宮本百合子
ける感銘を、私の作品は持って居ないのだろう。立体的観察の欠乏、或は、未完成。(『文章世界』に出た、有島氏の、イブセンの「死者の復活する時」と云う脚本は読むべきも....
夜長ノート」より 著者:種田山頭火
北原白秋氏、秋田雨雀氏、上田敏氏、小山内薫氏、鈴木三重吉氏。…… 早稲田文学、文章世界、帝国文学、新小説。島村抱月氏、田山花袋氏、相馬御風氏、正宗白鳥氏、馬場....