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文章博士
「文章博士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文章博士の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
二三 法学博士 博士号は我国の中古には官名であって、大博士・音博士・陰陽博士・
文章博士・明法博士などがあった。「職原鈔」によれば、明法博士は二人で、阪上・中原....
「連環記」より 著者:幸田露伴
である。よししげの保胤などと読む者の生じたのも自然の勢ではあるが、後に保胤の弟の
文章博士保章の子の為政が善滋と姓の字を改めたのも同じことであって、為政は
文章博士....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ている僧で、その人が皆引き受けてしたのである。源氏の詩文の師をしている親しい某|
文章博士《もんじょうはかせ》を呼んで源氏は故人を仏に頼む願文《がんもん》を書かせ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
のである。博士たちは律の詩、源氏その他の人は絶句を作るのであった。おもしろい題を
文章博士《もんじょうはかせ》が選んだ。短夜のころであったから、夜がすっかり明けて....
「源氏物語」より 著者:紫式部
い、生きての別れをさえ寂しがったのではなかったかなどと考えていた。御仏への願文を
文章博士に作らせる下書きをした硯のついでに、薫は、 あげまきに長き契りを結びこめ....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
それならそれでもいい。お父さんは決して反対はしない。まあ、立派な学者になって、「
文章博士」の肩書でも貰ってくれれば、お父さんはそれだけでも大手を振って自慢が出来....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
が見かけ、「あら、尊や。老いの清しさ」と三|礼した。 するとまた、ある日。若い
文章博士の日野資朝(以前、彼は
文章博士だった)が、西園寺内大臣の眼の下へ、一匹の....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
むが為に、特にこれを禁止したものであったと解せられる。 ここに濫僧とは、当時の
文章博士三善清行の「意見封事」に、当時の人民課役を避けんが為に、私に髪を剃り、猥....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
たがって大層たくさんにできました。延喜といえば今から千十余年の昔ですが、その頃の
文章博士三善清行の上奏の文によると、当時の天下の民の三分の二は、みなこの偽法師仲....