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文章道
「文章道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文章道の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
心情を、辛辣に且つ鮮かに暴露する。――「芸術が必要とする科学」は色彩論から始めて
文章道にまで至る異色のある省察で、示唆に富んでいる。 氏の作家論は、専門の評論....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
分たちの不安を激しくされ、深められず、却ってうまさにすがって、職人的な作家の腕、
文章道への関心の方向へと若い一部を流しやったことは注目に価する。荷風の人情本より....
「一九三四年度におけるブルジョア文学の動向」より 著者:宮本百合子
され、この「ひかげの花」は「春琴抄」とならんで、一般文学愛好家の間にまでいわゆる
文章道の職人的手腕に対する関心をかき起した。 今日の社会的段階にあって、リアリ....
「芸術が必要とする科学」より 著者:宮本百合子
ョア文化史のある一定段階の現象として過去三、四年来の日本の作家の間に著しく現れた
文章道への関心・熱中にともなわれ、心理学者がその分析・整理・理論づけに着手される....
「期待と切望」より 著者:宮本百合子
日々の生き方の問題が切実にとりあげ直されても無駄ではないのでしょう。文学は常に、
文章道の末枝へ墜落する危険を一方に目撃しつつ、一方にそれとたたかい、批判してゆく....
「今日の文章」より 著者:宮本百合子
のなかみもおのずから形式と一致したものをもっているのが、実際である。この傾向は、
文章道の上での、よしあしの問題から、その当初に於てはるかに歩み出した現実の一面の....
「昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
いう論拠だったと記憶するが、騒音の騒音たることははっきりと描出しなければならぬ。
文章道における、クラルテ〔明晰〕とサムプリシテ〔簡素〕の原則はそのために決して破....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
不可解なものになろうとしていることだけは争われない。この意味においては、新時代の
文章道の功労者として、私たちの最も感謝している正岡子規氏なども、俳諧道の中興開山....