文色[語句情報] » 文色

「文色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文色の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
で、じっと隙かして見たが灯火のない宝蔵の内はいわゆる烏羽玉の闇であって、物の文色も解らない。信玄は背後を振り返って見た。規定の人数に欠けた者もない。「心の迷....
貞操問答」より 著者:菊池寛
ハッとなって、にじみ出ていた涙をかくした。 いつか夕闇が迫って、部屋の中は物の文色も分らないほど暗くなっているのを、二人とも気がつかなかったのである。電燈の光....
色盲検査表の話」より 著者:石原忍
との色覚の差異を研究して迷彩を適当に応用したことになるのであります。 石原式欧文色盲検査表は大正六年に初版ができてから、昭和七年の第六版にいたるまでは表の数が....