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「文芸家協会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文芸家協会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
芥川の事ども」より 著者:菊池寛
り切れない噂に違いなかった。芥川は、堪らなかったと見え、「今後あの本の印税は全部文芸家協会に寄付するようにしたい」と、私に言った。私は、そんなことを気にすること....
ある回想から」より 著者:宮本百合子
っそく、個人個人で、こっそりと役所へ連絡をつけ「自分として」問題の解決を急いだ。文芸家協会として、まとまった有効な抗議もされなかった。日本の文化は、もうすでに文....
五〇年代の文学とそこにある問題」より 著者:宮本百合子
ロッパ的小説方法の実践者の運動が、出版景気の減退に伴って不利になって来た」(日本文芸家協会編『創作代表作選集』第四の序文――伊藤整)不利は、物的事情にとどまらず....
一九三七年十二月二十七日の警保局図書課のジャーナリストとの懇」より 著者:宮本百合子
へえ? そんな本があるのかい?」 「社会主義リアリズムが気になっているそうです」文芸家協会へ行って様子をきいて見た。予想どおりである。大体今回の執筆禁止は文壇を....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
以外の価値をもつものならば、それにふさわしい人類的処理が期待されてよいと信じる。文芸家協会や日本ペンクラブの活動は、今の日本の文学全体を推進させるために必しも有....
「チャタレー夫人の恋人」の起訴につよく抗議する」より 著者:宮本百合子
この点に関心をひかれないわけにはゆかないで居ります。 九月二〇日宮本 百合子文芸家協会 御中....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
くかんで食べて下さい。そうしてたべると大変体によいそうです。ぜひ忘れないように。文芸家協会の年鑑は、今年私の「文学における古いもの、新しいもの」という評論をのせ....
「現代百婦人録」問合せに答えて」より 著者:宮本百合子
アを横切る」「冬を越す蕾」「昼夜随筆」「乳房」現代日本文学全集中「中條百合子集」文芸家協会々員、日本ペン倶楽部会員、評論家協会々員 〔一九四〇年一月〕....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いものもよんでいました由。強いという性格だけのことなのでしょうか。 この頃は、文芸家協会再組織、評論家協会再組織、あちらこちらです。会員であることには変りなし....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ととして、やっぱりあなたも承知していて頂かなくてはならないのだろうと思われます。文芸家協会は一昨年だかに、ああいう名にかわり評論家協会も変って言論※※会というの....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
浩氏もカバンをやられた。その同じとき、伊東在住の文士のところへ税額を報らせに来た文芸家協会の計理士某氏が伊東市中を自動車でグルグル乗りまわしていて、第一級の容疑....
昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
とした傷物でも容赦なくはねられるような風である。 作家の権利を擁護するために、文芸家協会のごとき団体がつくられているが、それはもはや、大出版資本の前には全く権....
烈婦」より 著者:高田保
言」をせずばなるまい。税金の問題よりゃ戦争の方が実は却って身近の大事なのである。文芸家協会など、これに対してどう動いているのであろう。 井上信子老女史は、戦争....
小山内薫先生劇場葬公文」より 著者:久保栄
師によって読経が始められた。次いで劇場を代表して青山杉作が追悼文を朗読し、以下、文芸家協会(長田秀雄氏)国民文芸会(長崎英造氏)学士会(北村喜八代読)三田文学(....
早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
は惜しいことだった。いつぞや新潮社があの跡を買取って吾々文壇の人達の倶楽部として文芸家協会に寄附するとの噂があったが、どうやらそれは沙汰止みとなったらしい。今は....