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文芸批評
「文芸批評〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文芸批評の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「遺書」より 著者:尾崎秀実
まに映し来り映し去って行きたいと思っています。世界観あり、哲学あり、宗教観あり、
文芸批評あり、時評あり、慨世あり、経綸あり、論策あり、身辺雑感あり、過去の追憶あ....
「イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
とではなくて、反対にその前に夫を開け放つことであるということを理解しないならば、
文芸批評はそれ自身の本性を裏切るものである。自らに忠実な唯物論的批評の第二段の行....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
相手の教育者や、児童心理の研究者にも読んでもらいたい。そして、もし文芸作家、乃至
文芸批評家に読んでもらって、私の表現技術が、この物語の内容に適当であるか否かにつ....
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
手なことだが、国民総意のアカシたる切手の如きものに肖像を入れるに際して、個人的な
文芸批評が許さるべきものではない。 国民総意の流行が、いかに低俗でも、それが真に総意的な流行ならば、仕方がないものだ。....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
る。 けれども、それだから、なお書きたいような気持にもなるのだ。この人たちは、
文芸批評の先入主もなく、作者についても何もしらない。小説とは何ぞや、そんなことも....
「「二銭銅貨」を読む」より 著者:小酒井不木
」と森下さんに書き送ったら「それに就ての感想」を書かないかとの、きつい言い付け。
文芸批評と自分の法名ばかりは、臍の緒切ってからまだ書いたことが御座りませぬからと....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
「エロカンス」の発生と、その歴史とを、誰か然るべきひとに調べてもらいたいと思う。
文芸批評家の一つの仕事としても、これは意義のあることでしょう。 たまたま僕はか....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
くいっていた。Les Roseaux という農場の入口まで来たとき、私は、文学や
文芸批評を放擲して、父の仕事を承け継ぐことに専心しようと、父に堅く誓った(六)。....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
思えば、そうなるだろう。もっとも、メが出たときも、同じように一人ポッチであった。
文芸批評家が私の作品や一生を論ずるには、どう云うだろうか。ドストエフスキーの場合....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
局から録音の申込みがあったそうだ。芥川賞の審査内容を具体的に報告しろというような
文芸批評家の意見が諸々にあがっていた折であるから、これも世論の一とみて一度録音し....
「歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
上の事に移し、其主題を解説して、人間及び世界の次の「動き」を促すのが、ほんとうの
文芸批評なのである。 だから狭い意味では、その将来の方角を見出して、作家の個性を....
「「心理試験」序」より 著者:小酒井不木
ぬものであるけれど、少くとも私自身ほしくてならぬように、たとい探偵小説が、一部の
文芸批評家によって、その存在理由を疑われてもやはり、私自身にとっては無くてはなら....
「クリティシズムと認識論との関係」より 著者:戸坂潤
纏りの現象や活動が普通云うクリティシズムである。又従来最も注目を惹いている批評が
文芸批評乃至芸術批評であると云ったが、この際批評の対象を文芸乃至芸術に限る理由も....
「「はつ恋」解説」より 著者:神西清
作家において、本質的にも色合いの上からも、微妙な差異を示しています。デンマークの
文芸批評家ゲオルグ・ブランデスは、その点に触れて、次のような簡明ではあるが味わい....
「所謂批評の「科学性」についての考察」より 著者:戸坂潤
単に
文芸批評だけではない。総ての評論風の批評は直接感受した印象の追跡を建前とする。た....