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文観
「文観〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文観の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
が全く一致するはずのないことは言うまでもない。 カルデア人が最古の規則正しい天
文観察を行ったのは耶蘇紀元前四〇〇〇年ないし五〇〇〇年前に遡るものと推測される。....
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
とが必要で、これは水練でも剣術でも同じことであろうと思われる。 学生の時分に天
文観測の実習をやった。望遠鏡の焦点面に平行に張られた五本の蜘蛛の糸を横ぎって進行....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
ことであるが、一、二の例をあげていうときは、貝原益軒は福岡から出で、将軍吉宗の天
文観測の顧問になりかつ日本の楽律を作った中根元圭は近江の人で半ば京都におり、『解....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
焚き、あぶら汗もりんりと、顔も焔にして、誦経、振鈴の精魂こめた修法僧は 小野ノ
文観僧正。 法勝寺の円観上人。 および、浄土寺の忠円。 以上の三名と思われ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
けがた、法勝寺の円観上人を引ッ縛って、獄へ持ち込み、南条左衛門は、東寺を襲って、
文観僧正を、捕縛して来た。 また、大和からは、知教、教円の二僧が同時に差し立て....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
あり、以後の同志の一人でもあった。 さきに囚われて、硫黄島流しとなった、小野ノ
文観とも親交がある。――すべて、後醍醐という不世出の恒星をめぐる一群の衛星が早く....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
の秋、都へ帰ってきた。 じつにさまざまな人だったが、硫黄島からよび戻された僧の
文観やら、讃岐の配所にいた宗良親王などもそのうちのお一人だった。 「こうして、ふ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ざいません」 「して、お使いには何者が立ったのか。その密使には」 「東寺の長者、
文観上人の侍者です。それが浄土寺と東寺のあいだを、ひそかに往来いたしたもようなの....
「美しい日本の歴史」より 著者:吉川英治
松梢風さんの女経みたいなのではない。水原堯栄氏の「立川流の研究」。守山聖真氏の「
文観上人之研究」などにもその実存は窺われよう。しかしカソリックが危険視するごとく....