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文談
「文談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文談の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
』に雅房大納言鷹に飼わんとて犬の足を切りたりと讒言《ざんげん》したる物語あり、『
文談抄』に鷹の餌に鳥のなき時は犬を飼うなり。少し飼いて余肉を損ぜさせじとて生きな....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
ンに費《つい》やしたことがあったが、その際ある文士に会って、四方山《よもやま》の
文談を聞いたときに、話がゲーテとシラーに移って、両氏の性格および文才と、後世に及....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
都は紅葉しかけている。 高尾も、鞍馬も。 その日、二条加茂川べりの水鳥亭は、月例の“
文談会”の日であった。 流れにのぞむ広間の水欄には、ちらほら、参会者の顔も見え....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
である。 ここに大判事|中原ノ章房という公卿がある。 彼もかつては、一味の“
文談会”にも顔を見せ、早くから宮中における、北条討伐の秘謀を知悉していた一人だが....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
不じんな者、命しらずの侠なる者への愛称にすらつかわれる。 かつて、日野俊基が、
文談会などの席で語ったことばに「――そういう輩なればこそ、たのもしいのだ。野性と....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
石清水八幡の宮司田中陶清の後妻は、日野|資朝のむすめなのだ。そしてかつての“
文談会”の一員でもあり、帝のお耳にもしばしば入っていた者である。 「ようわかった....