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「文部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

文部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
、誰の顔もいいあわせたように不安の想いに青ざめて、高声器の前に集まった。それは天文部長ホシミから発せられたものであった。 「警報! 天文部長発表。八時四十分観測....
文明国には必ず智識ある高等遊民あり」より 著者:内田魯庵
などは愚の極だ。 最う一つ言えば、一体国民の智識の高まるのは必然の大勢である。文部省の方針や、制度の塩梅手加減で何うすることも出来るものではない。文部省の施設....
二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
になってからの道楽だ』と意見されたものだ。夫が今日では大学でも純粋文学を教授し、文部省には文芸審査委員が出来て一年中の傑作が国家の名を以て選奨せらるゝようになっ....
紅玉」より 著者:泉鏡花
ろう。 画工 (解し得ず)俺が怒る、何を……何を俺が怒るんだ。生命がけで、描いて文部省の展覧会で、平つくばって、可いか、洋服の膝を膨らまして膝行ってな、いい図じ....
作画について」より 著者:上村松園
ろしさを感じるのであります。 序の舞 「序の舞」は昭和十一年度、文部省美術展覧会に出品しました、私の作品の中でも力作であります。 この絵は、私....
画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
京高島屋展出品 同 十一年 「春宵」春虹会展出品「時雨」五葉会展出品「序の舞」文部省美術展覧会出品「秋の粧」京都表装展出品 同 十二年 「春雪」春虹会展出品....
迷信解」より 著者:井上円了
今般文部省にて編纂せられたる『国定小学修身書』を一読するに、その中に迷信の課題ありて....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
は面喰って眼を白黒しながら聴かされて煙に巻かれてピシャピシャと拍手大喝采をした。文部省が音楽取調所を創設した頃から十何年も前で、椿岳は恐らく公衆の前でピヤノを弾....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
した恋婿であったそうだ。沼南が大隈参議と進退を侶にし、今の次官よりも重く見られた文部|権大書記官の栄位を弊履の如く一蹴して野に下り、矢野文雄や小野梓と並んで改進....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
ばかりが志を得られなかったのではない。パデレフスキーも日本に生れたら大統領は魯か文部の長官にだって選ばれそうもない。ダンヌンチオも日本だったら義兵を募る事も軍資....
明治の文学の開拓者」より 著者:内田魯庵
稲田とで、この早稲田の文学をしてシカク威力あらしめたるは一に坪内君の功労である。文部大臣が三君の中先ず第一に坪内君を擢んで報ゆるに博士の学位を以てしたのは推薦者....
四十年前」より 著者:内田魯庵
館の白い壁からオーケストラの美くしい旋律が行人を誘って文明の微醺を与えた。今なら文部省に睨まれ教育界から顰蹙される頗る放胆な自由恋愛説が官学の中から鼓吹され、当....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
四十二カ所、新教派小学一千八百八十三カ所ありしという。 プロイセンは政府中に教文部省ありて、宗旨の事件を管理す。その省にて毎年費やせる金、一八八九年の調査簿に....
西航日録」より 著者:井上円了
よりさき、すなわち去月三十日、東京より飛報あり。曰く、十二月十三日、官報をもって文部省より、本館倫理科講師所用の教科書に関し、教授上不注意のかどありとて、教員認....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
いうものあるは、あに奇ならずや。 八日、晴れ。午後、甘利氏とともに官省に至り、文部次官に面会し、その紹介を得て文科大学を参観す。その名義は大学なるも、実際は中....