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文雄
「文雄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
文雄の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文放古」より 著者:芥川竜之介
って云ったけれども、芸術的にはまあ低能児だわね。
「そう云う点のわかっているのは
文雄《ふみお》ってあたしの従兄《いとこ》なのよ。これは永井荷風《ながいかふう》だ....
「桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
笠寺の山路ゆすりしゆふたちの あめの下にもかゝりけるかな これは幕末の井上
文雄の歌である。 信長等が予想して居た通りに義元、頻々たる勝報に心喜んで附近の....
「もの思う葦」より 著者:太宰治
の海を眺めながら思う。)百姓である。十代まえからの水呑百姓、だけである。 丹羽
文雄、川端康成、市村羽左衛門、そのほか。私には、かぜ一つひいてさえ気にかかる。 ....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
河上肇訳)。
〔 Engels, F. : Anti-Du:hring〕(長谷部
文雄訳)。
レーニン研究所編、レーニン著『マルクス・エンゲルス・マルクス主義』....
「わが思想の息吹」より 著者:坂口安吾
の事実を、事実としてゞなしに、作者の思想の息吹を通して読みとって欲しい。 丹羽
文雄君が「二十七」を不マジメな私小説だと云い、あのように他人のスキャンダルを露出....
「西荻随筆」より 著者:坂口安吾
丹羽
文雄の向うをはるワケではないが、僕も西荻随筆を書かなければならない。どうしても、....
「スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
ルもなく全くのフィクション、たゞ事実なのは日本が敗けたということだけだ。 丹羽
文雄の『現代史』の失敗は、あゝいったきまった人物を書いたため、モデルに圧倒されて....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
る)から牧畜のことを学びましたということであった。 ちょうどその頃、私は四男の
文雄を南米ブラジルにやって、そこで彼の新天地を開拓させようと考えて、
文雄もこのこ....
「文学的饒舌」より 著者:織田作之助
」という文芸春秋の小説は主人公の海千山千的な生き方が感じられてがっかりした。丹羽
文雄氏にもいくらか海千山千があるが、しかし丹羽氏の方が純情なだけに感じがいい。僕....
「越後の闘牛」より 著者:佐藤垢石
、炎暑下の鮎の友釣りに、健康の増進を志していったのであったが、偶々長岡の友人若月
文雄氏がわが旅宿へ訪ねてきて、いまは日本唯一となった古志郡竹沢村の、闘牛を見物に....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
活躍しておったのである。たとえば福田|行誡《ぎょうかい》、原坦山、島地黙雷、南条
文雄、村上|専精《せんじょう》、森田悟由、釈雲照、勝峯大徹、織田得能らのごとき、....
「三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
の次官よりも重く見られた文部|権大書記官の栄位を弊履の如く一蹴して野に下り、矢野
文雄や小野梓と並んで改進党の三|領袖として声望隆々とした頃の先夫人は才貌双絶の艶....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
これは多くはシナで述作せられたものがシナには殆どなくなった。で赤松|連城師、南條
文雄博士が日本でかかる註釈を写して次第にシナに送って、そして南京の楊文会氏がこれ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ら早くお帰りなさいといって出そうと思ってたがまあよく帰って来られた。とにかく南条
文雄博士が大変に心配して、私の方へ手紙を寄越すたびに、あなたの事について何か聞い....
「星の世界から」より 著者:小川未明
春になると、白い花や、香りの高い、いろいろの花が咲きました。 良吉には仲のいい
文雄という同じ年ごろの友だちがありました。二人はいつもいっしょに棒を持ったり、駆....