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斎国
「斎国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
斎国の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
ろには、吉左衛門は家のものを集めて、江戸から届いた震災の絵図をひろげて見た。一鶯
斎国周画、あるいは芳綱画として、浮世絵師の筆になった悲惨な光景がこの世ながらの地....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
安達《あだち》ヶ原《はら》の鬼婆《おにばばあ》だ、よく見ておけよ、孫八」 一勇
斎国芳の描いた額面を見上げている。今に始まったことではない。「安政二年|乙卯《き....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
道庵の両国手が乗込んでいることと想像ができる。 駕籠附の一人は、山城田辺から健
斎国手がつれて来たおともで、他の二人は伊太夫の従者の若い者でした。 この三乗三....
「細木香以」より 著者:森鴎外
江の島、神奈川を歴遊した紀行一巻がある。上木し得るまでに浄写した美麗な巻で、一勇
斎国芳の門人国友の挿画数十枚が入っている。 この游は安政二年|乙卯四月六日に家....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
の両大家につぎて同じく江戸の風景を描きたる昇亭北寿《しょうていほくじゅ》と、一勇
斎国芳《いちゆうさいくによし》の板物《はんもの》を一覧して筆を擱《お》かんとす。....