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「斎日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

斎日の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
しい惨虐性犯罪者ときている。カテリナは有名な近親殺害者で、おまけに聖バルテルミー斎日の虐殺を指導した発頭人なんだし、また娘の方は、毒のルクレチア・ボルジアから百....
魚玄機」より 著者:森鴎外
握蘭集 彦周詩話 金筌集 三山老人語録 漢南真稿 雪浪斎日記 温飛卿詩集 (大正四年四月)....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
人のクラフトと違って、きわめて信仰深かった。二人のクラフト、父と子とは、金曜日の斎日《さいじつ》に肉食することを注意して避けながらも、神を恐れない者だと自任して....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
てよこした。それはちょうどよい機《おり》に到着した。その晩クリストフは、断食と小斎日と四旬節の精進とがいっしょに来たような場合にあった。窓ぎわの釘《くぎ》につる....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
よ、仮装のではないのよ。今日は灰の水曜日(四旬節第一日)でしょう。でも小鳥には大斎日もないのね。」 「僕たちは用談をしているんだから、ねえ、コゼット、ちょっと向....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
、神田|鍋町《なべちょう》の御用聞。 正月の十六日は、俗にいう閻魔《えんま》の斎日《さいじつ》。 商売柄、閻魔参りなどに行く義理はない。 谷中《やなか》の....
遠野物語」より 著者:柳田国男
りなり。その人の数も多からず。辷石たにえという婦人などは同じ仲間なり。阿弥陀仏の斎日には、夜中人の静まるを待ちて会合し、隠れたる室にて祈祷す。魔法まじないを善く....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
例は挙げきれないが、少しかわったものだけでも、立春の日を神の正月、正月十六日の御斎日を仏の正月、女の正月というのは正月十五日、または同二十日をそういう地方も多い....