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「斎藤道三〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

斎藤道三の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山崎合戦」より 著者:菊池寛
徳川時代の思想からは大逆と見られているが、戦国時代に主君を殺したものは松永久秀、斎藤道三、宇喜多直家以下沢山いるし、親兄第も、邪魔になると殺しかねない時代である....
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
すまいかと」 「うむ」と信玄は頷いた。「油売り松並荘九郎がともかくも美濃を平定し斎藤道三と宣る浮世だ。そういう不思議もないとは云われぬ」 「長老」と庄三郎は熱心....
織田信長」より 著者:坂口安吾
見られなかった。 マゴコロのジジイは大ウツケ者のバカ若殿の未来を按じて、隣国の斎藤道三の娘をもらって信長にめあわせた。斎藤と織田は美濃と尾張に隣り合せて、年来....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
の顔相はロベスピエールに似ているぜ。顔相の同じいものは、魂も同じいのさ。日本では斎藤道三が悪がしこくッてキモのできた悪党だが、大そう好男子であったそうな。これも....
「信長」作者のことば」より 著者:坂口安吾
少くないが、良い友達は一人もいない。多少ともカンタン相てらしたらしい友人的存在は斎藤道三と松永弾正という老いたる二匹のマムシであろう。 歴史にも類のない悪逆無....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
れが直ちに武者修行をして歩いたとはいえない。 むしろその点では、彼の旧主である斎藤道三のほうが、つぶさに実践していたかもしれない。道三については、こういう事蹟....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
ると、どうしても戦争か何か起っているふうです。――稲葉山の斎藤|義龍と、鷺山城の斎藤道三秀龍とは、表面は父子ですが、実は義龍は、道三が殺した旧主の子だという事で....