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斑猫
「斑猫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
斑猫の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
へ山路という医者を呼び飴屋と三人打寄って相談をいたしますと、山路の申すには、是は
斑猫という毒を煮込んだら知れない、併し是は私のような町医の手には入りません、なに....
「伸子」より 著者:宮本百合子
の椅子にかけた男と話していた。椅子にかけている男の膝には、場所柄になく白と黒との
斑猫《まだらねこ》が一匹丸くなって抱かれていた。この男は打ち寛《くつろ》いだ風で....
「子供・子供・子供のモスクワ」より 著者:宮本百合子
るのかしらん。―― 床に黄色い透明な液体が底にたまった大コップがある。胆汁だ。
斑猫《ぶちねこ》はそのコップをよけ、前肢をそろえ髭をあおむけ、そっと葉っぱを引っ....
「どろぼう猫」より 著者:海若藍平
お天気のいい日に
斑猫が縁側に坐ってしきりに顔を撫で廻しておりました。この猫は鼠を一匹も捕らぬくせ....
「梅のにおい」より 著者:香倶土三鳥
一匹の
斑猫が人間の真似をして梅の木にのぼって花を嗅いでみました。あの枝からこの枝、花か....