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斑馬
「斑馬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
斑馬の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
の風俗や、熱帯の植物や、鰐《わに》、駝鳥《だちょう》、山羊《やぎ》、鹿《しか》、
斑馬《しまうま》、象、獅子《しし》、その他どれ程の種類のあるかも知れないような毒....
「押絵の奇蹟」より 著者:夢野久作
附近の一種馬場に於て飼育せられし一|牝馬《ひんば》は、今より三年以前に見世物用の
斑馬《はんば》と交尾して一匹の混血児《あいのこ》を生み、飼主をして奇利を博せしめ....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
なってやって来るのである。車隊は、戦車の車軸や車輪に鋭い鎌を結びつけて、足の細い
斑馬《ゼブラ》に索かせて突撃して来るのである。鎌に触れた羅馬兵は、まるで菜の葉の....
「神話と地球物理学」より 著者:寺田寅彦
火による降砂降灰の災害を暗示するようにも見られる。「その服屋の頂をうがちて、天の
斑馬を逆剥ぎに剥ぎて堕し入るる時にうんぬん」というのでも、火口から噴出された石塊....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
なし措《お》くも、保食神の頂より牛馬|化《な》り出《で》しと神代巻一書に見え、天
斑馬《あまのぶちこま》の事と、日子遅神《ひこじのかみ》、片手を馬鞍に掛けて出雲よ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ですが、その声がフッとかき消されてしまって、その身は獅豹《しひょう》に捕えられた
斑馬《しまうま》のように、ずるずると芝生の上を引きずられて行くのを見ます。身体《....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
足を利用して林から林へ逃げて行く。小鳥の群は大群を作って空の大海を帆走って行く。
斑馬の大部隊は鬣を揮って沼の方角へ駈けて行く。 火足は次第に近付いて来る。煙り....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
《ごずさん》に降臨したという伝説も、同|命《みこと》が大倭の地に棲んだと察すべき
斑馬《ふちうま》を逆剥《さかはぎ》にしたという神話も、何となくこの想像を有力なら....