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料峭
「料峭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
料峭の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「京に着ける夕」より 著者:夏目漱石
なる頭の上に見上げる空は、枝のために遮《さえぎ》られて、手の平《ひら》ほどの奥に
料峭《りょうしょう》たる星の影がきらりと光を放った時、余は車を降りながら、元来ど....
「酒徒漂泊」より 著者:佐藤垢石
い銀平が短冊を売って歩こう、という仕組ができたのだ。 ひる前に、高崎をたった。
料峭の候である。余寒がきびしい。榛名山の西の腰から流れ出す烏川の冷たい流れを渡り....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
頂点に砲台を設置す。当港第一の勝地とす。 十月十五日(日曜)、晴れ。暁窓、春寒
料峭を覚ゆ。 船衝遍、春風
料峭昼猶寒。 (船はみどりの波をおしわけて南アメリカの....