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斬奸状
「斬奸状〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
斬奸状の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
分が煮えくりかえっていた。
「なぜ斬らん、真実この阿賀妻をお家の害毒と思うなら、
斬奸状《ざんかんじょう》をたかく掲げて斬るがよかろう、襲うがよかろう、腰ぬけめが....
「開運の鼓」より 著者:国枝史郎
なわれ巷の辻々には切り仆された武士の屍が横たわっていたりまた武家屋敷の窓や塀には
斬奸状が張られてあったり、二百万人を包容していた幕府所在地の大きな都には平和の影....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
その人を、さながらに作った人形であって、しかもその胸には短刀が刺してあり、手には
斬奸状が持たされてあった。 一、その方屋敷内の儀、格別の美麗を尽くし、衣食並び....