斬首[語句情報] » 斬首

「斬首〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

斬首の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
闇夜の梅」より 著者:三遊亭円朝
も厭だと心配をして果《はて》しがない。そこで三次郎が到頭自訴いたして、何うしても斬首《ざんしゅ》の刑に行わるべきであったのが、何ういう事か三宅へ遠島を仰付《おお....
白蟻」より 著者:小栗虫太郎
子をはじめに、町家の者どもまで加えた千人にもおよぶ人数が、この緩斜に引きだされて斬首《ざんしゅ》にされてしまった。そして弾左衛門は、その屍《しかばね》を数段に積....
乱世」より 著者:菊池寛
ている。 「五人だけは、獄門になるのは分かった。が、後の八人はどうなるのだろう。斬首かな、それとも命だけは助かるかもしらん」 足軽の中で、いちばん年輩の男が、....
運命」より 著者:幸田露伴
糧を取り、営中|備無しと言わしめ、傑等を誘う。傑等之を信じて、遂に※等を擒にし、斬首六万余級、尽く軍資器械を得たり。王|其の旗を北平に送り、世子に諭して曰く、善....
死生」より 著者:幸徳秋水
十代より三十代であった、仏国革命の立者たるロベスピエールもダントンもエベールも、斬首台に上った時は孰れも三十五六であったと記憶する。 而して此働き盛りの時に於....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
ろう、それには艦隊を薩摩の港に差し向け、下手人を捕え、英国海軍士官の面前において斬首すべき事、被害者の親戚および負傷者の慰藉料として二万五千ポンドを支払うべき事....
革鞄の怪」より 著者:泉鏡花
令嬢とともに、私が連れられて、膝行して当日の婿君の前に参る事です。 絞罪より、斬首より、その極刑をお撰びなさるが宜しい。 途中、田畝道で自殺をしますまでも、....
死刑の前」より 著者:幸徳秋水
ら三十代であった。フランス革命の立者であるロベスピエールもダントンもエベールも、斬首台にのぼったときは、いずれも三十五、六であったと記憶する。 そして、この働....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
は専制君主を気の毒に思うものだ。彼らの生命は弱々しいものだ。ひとりのアレキシスは斬首《ざんしゅ》され、ひとりのピーターは刺殺され、ひとりのポールは絞殺され、もひ....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
アンドレ・シェニエの病める若者という悲歌の末句だ。九十三年の悪……大人物どもから斬首《ざんしゅ》されたアンドレ・シェニエのね。」 ジルノルマン氏はマリユスがち....
二合五勺に関する愛国的考察」より 著者:坂口安吾
というから、勝手がちがうのである。 この殺しかたにもいろいろとあって、はじめは斬首であったが嬉々として首をさしのべ、ハリツケにかければゼススさまとおなじ死にか....
二都物語」より 著者:佐々木直次郎
とのことで了解出来たのであった。 その場にいるすべての人々の心の中で絞首され、斬首されて、四つ裂きにされていた(そして彼自身もそのことは知っていた)被告は、そ....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
手この手の変化の数々において世界無比のところがあったかも知れない。 その方法は斬首、ハリツケ、火アブリ、水責め、氷責め、熱湯責め、ノコギリびき、蓑踊り、穴吊し....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
に、いつの間にか魅力の衰え果てた美人の位置に置いて眺めねばならなかった。女王は、斬首した謀叛人の、三つか四つの領地を彼に投げ与えるかもしれぬ。あるいは彼の栽培し....
耳香水」より 著者:大倉燁子
のは真物の犯人だったのか、あるいは義賊と云われるほどの人ですから、自分の身代りに斬首される人間まで出て来ては申訳ないという考えから善心に立ち還ったものか、そこは....