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断見
「断見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
断見の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
無いといえば無い、有るといえば有る、と云って居れば済みまするが、極《ごく》大昔に
断見《だんけん》の論というが有って、是は今申す哲学という様なもので、此の派の論師....
「学者と名誉」より 著者:夏目漱石
るとは思えない。その方面の知識に疎《うと》い寡聞《かぶん》なる余の頭にさえ、この
断見《だんけん》を否定すべき材料は充分あると思う。 社会は今まで科学界をただ漫....
「沼夫人」より 著者:泉鏡花
しい。 はじめからその覚悟をすれば、何も冷え通るまで畦に踞んでるにも当らず。不
断見れば掌ほどの、あの踏切田圃を、何に血迷ってたんだか、正気では分りません。いつ....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
いては最後において述べよう。 まず毎度ながら圓朝の教養は、このまくらにおいては
断見の論という一種の唯物論を見事に覆《くつが》えした釈迦の話から神経病の存在、ひ....