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「新令〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

新令の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
内柳右衛門という郡《こおり》奉行があって、大いにその撲滅に苦心し、種々工夫の末、新令を発して、全く賭博の禁を解き、ただ負けた者から訴え出た時には、相手方を呼出し....
十二支考」より 著者:南方熊楠
倣《なろ》うたらしい。久米博士の『日本古代史』八四一頁に、この鐘匱《しょうき》は新令実施が良民資産に直接の関係あるを以て、国司等の専断収賂あるを慮《おもんぱか》....
源氏物語」より 著者:紫式部
「しかしなんといっても中将の無経験がさせた失敗だ」 などとも父に言われている新令嬢は気の毒である。大臣は女房を訪ねた帰りにその人の所へも行って見た。 座敷....
源氏物語」より 著者:紫式部
大きなるまゆみのもとに美しくかがり 火もえて涼風ぞ吹く (晶子) このごろ、世間では内大臣の新令嬢という言葉を何かのことにつけては言うのを源氏の大臣は聞いて、 「ともかくも....
上野」より 著者:永井荷風
是ヲ狭斜ノ叢トナス。此地ノ狭斜ハ天保以前嘗テ一タビ之ヲ開ク。未ダ幾クナラズシテ官新令ヲ下シ、命ジテ之ヲ徹シ去ル。安政中北里災ニ罹リ一時仮館ヲ此ニ設ク。明治ノ初年....
火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
行はる。仏家に荼毘の葬あり。文武四年道照遷化、火葬あり。此年律令成れり。令に古令新令あり。古令は大宝令なり。今伝はるは新令、是養老の令なり。養老の令なる故、火葬....
三国志」より 著者:吉川英治
ことに暇どっている一方、曹操は毎日、荊州の治安やら旧臣の処置やら、また賞罰の事、新令発布の事など、限りもない政務に忙殺されていた。 「丞相。――お茶など献じまし....