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新券
「新券〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新券の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
ている怪しい女の事に就いては、後の研究問題に楽しんでおくとして、取りあえず浅草の
新券番に行って、芸妓の名寄《なよ》せを取って見ると六百名ばかり居る。しかもこれは....
「鬼」より 著者:織田作之助
んだ」 十日ほどたって、また行くと、しょげていた。 「何だか元気がないね」 「
新券になってから、煙草が買えないんだ」 「旧券のうちに、買いためて置くという手は....
「郷愁」より 著者:織田作之助
考えよったなア。一冊五円だから、五万円か。今、ちびちび売って行けば、結局五万円の
新券がはいるわけだな」 「五十銭やすく売れば羽根が生えて売れるよ。四円五十銭とし....