新型[語句情報] »
新型
「新型〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新型の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
る原則に対し、どういうわけか一致しない地震なんだ。何というか、異常地震というか、
新型地震というか、とにかく変った海底地震なんだ」 「ははあ」 三人の聴手は傾聴....
「恐しき通夜」より 著者:海野十三
儂は、この青軍の航空母艦『黄鷲』に乗っていて、戦闘機を一台受持ってた。こいつは最
新型というやつではないが、儂達には永年馴染の、非常に使いよい飛行機だった。当時儂....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
八月九日(その一) ◯去る八月六日午前八時過ぎ、広島へ侵入したB29少数機は、
新型爆弾を投下し、相当の被害を見たと大本営発表があった。これは落下傘をつけたもの....
「白妖」より 著者:大阪圭吉
ル廻っているようだが、それでいて少しずつ高度を増して行く。 タクシーらしいが最
新型のフェートンだった。シェードを除った客席では、一人の中年紳士が黒革の鞄を膝の....
「河明り」より 著者:岡本かの子
倣って、他の貨物も専門専門に積む組織が起った。すべて樽廻船と云った。樽廻船は船も
新型で、運賃も廉くしたので、菱垣船は大打撃を蒙った。話のうちにも老主人は時々神経....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
』号にくらべると、搭乗人員ははんぶんであるが、そのかわりこの救援ロケット艇は、最
新型の原子エンジンを使っているので、ひじょうなスピードをだすし、またその航続距離....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
正太とマリ子に似た二人づれは、この展覧会で一等呼び物になっているソ連から分捕った
新型戦車の前に来た。 正太に似た少年は、その前にずかずかとよると、まるで匂いを....
「月世界探険記」より 著者:海野十三
ある理学士|天津ミドリ嬢が苦心の結果作りあげた世界に珍らしい電子望遠鏡という名の
新型望遠鏡がなかったとしたら、そのときは或いはこの探険を思いとどまったかも知れな....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
車があるんですか」 「そうだ。お、お前たちの、お眼にかかったことのない恰好をした
新型の、せ、戦車だ。さあ、は、早く、わしをつれていけ」 「隊長どのは、その戦車に....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
、人造人間の前へいった。そしてどうすれば動くかと訊ねた。 「そうですね。僕はこの
新型の人造人間については知らないんだが、一つ中を開けて見てみましょう」 そうい....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
守をかたくした。 「潜水艦だ。ほら、いつか現れたホ型十三号という日本海軍が誇る最
新型のやつだ」 「うん、あれか。早く撃沈してしまわないと、飛行島にもしものことが....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
メリカ人の好みに佞ってアメリカ化されているけはい。筋向いのフォードの巴里支店では
新型十万台廉売の広告をしている。 食後の胃のけだるさがそうさせるのか新吉の不均....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
。しかし、極端に新しがり屋の珍し好きで、それに世話好きであるから、クロールという
新型の速力に驚いて、なんとなくジッとしていられなかったのかも知れない。新渡来のク....
「終戦前後」より 著者:織田作之助
うか。 例えば、広島に原子爆弾が出現した時、政府とそして政府の宣伝係の新聞は、
新型爆弾怖るるに足らずという、あらぬことを口走っている。そしてこれを信じていた長....
「母と娘」より 著者:岡本かの子
て見たくなりました。 今昼飯を食べた所なの。これからベルリン中央飛行場へドイツ最
新型の尾の無い飛行機を見に行くの。ママ! 私はどうして斯うも飛行機が好きなんでし....