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新妓
「新妓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新妓の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
家、病院の医員、商人、官庁筋の人たちが客であった。 「この土地では出たての芸者は
新妓といってね、わりかた東京ッ児の持てる処なんだよ。だけどあまり東京風を吹かさず....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
でない以上は、古道具屋からでも呼んでくれ。」 「待ちなさりまし。おお、あの島屋の
新妓さんならきっと居るやろ。聞いて見や。喜野、ソレお急ぎじゃ、廊下走って、電話へ....
「治郎吉格子」より 著者:吉川英治
るえながら、遠さかる連れの舟へのび上がっていた。――この秋、紅梅から出た、淋しい
新妓だった。 「お喜乃さん、怖がるこたあねえよ。月を見ながら、今夜あ、住吉の曙へ....